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ここが違う、日本とアメリカの学校制度
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語学を勉強していると、言葉だけではなくその国の文化にも興味が出てきますが、皆さんはアメリカと日本の学校の違いについてどのくらいご存知ですか?アメリカの学校には制服がないことを知っている人は多いと思いますが、職員室がないこと、そして入学式がないことは知っていましたか?今回のコラムでは、日本とは異なるアメリカの学校システムについて触れてみたいと思います。
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1) 入学
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日本では中学や高校で受験を経験するのが一般的ですが、アメリカでは受験はなく高校を卒業するまで地元の学校に通います(一部の富裕層では私立に通学する子供もいます)。通常一つの地域に、小学校が5つ、中学校が2つ、高校が1つと言った感じで(これは日本も一緒ですね)、中学や高校に上がると新しい友達も増えます。大学入学には、日本のような入試はありませんが、入学への審査があります。審査はこれまでの成績だけではなく、大学進学適性試験(SAT: Scholastic Aptitude Test)の結果や、クラブ活動、ボランティア活動等も評価の対象となるため、積極的に課外活動へ参加する学生が沢山います。また、アメリカには日本のような入学式はありません。
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2) 通学
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日本では通常、徒歩、自転車、電車などを利用して登校しますが、アメリカでは徒歩、スクールバス、または親が送り迎えをして通学します。スクールバスの利用条件は地域によって異なりますが、1マイル(約1.6キロ)以内は徒歩、1マイル以上はバスと定めている学校が多いと思います。またスクールバスの停留所には目印がないため、「A通りとB通りの角」など予め学校から指定される場所で待つのが一般的です。
高校でもスクールバスの利用はありますが、バスに乗るのは格好悪いと感じる生徒も多く、16歳から免許が取れることもあり、自分や友達の車で通学する生徒も少なくありません。その結果、駐車場の数が足りず、利用には費用がかかる学校もあります。
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3) 制服
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アメリカの学校には日本のような制服はありませんが、学校によって服装に関する多少の校則はあります。「悪い文字が書いてある服」や、「露出が多すぎる服(短すぎるスカートやお腹が見えるTシャツ等)」などの着用を制限する校則がある学校は少なくありません。しかし、化粧やピアスに関しては、ルールがない学校がほとんどです。中高生の女の子の多くは化粧をし、小学生でもピアスを開けている子供もたくさんいます。
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4) ランチ
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アメリカの学校は昼食を教室で食べることはなく、カフェテリアと呼ばれる食事のための部屋で食べます。全生徒が一度に食事ができるほど広くはないため、時間差で食べます。例えば、1年生~3年生が11:00-11:30, 4年生~6年生は11:45-12:15などのように、小学校は低学年の子供たちが先に食事をします。中学・高校になると、各生徒の受ける授業やスケジュールによって、昼食の時間帯が決まります。
ランチの内容は、給食かお弁当のどちらかを選ぶことができます。小学生の場合、給食かお弁当かは保護者が選び、事前に支払うシステムになっています。一般的にアメリカでは、ランチをお弁当箱ではなく、茶色い小さな紙袋に入れて持っていくことから、お弁当の事を「brown bag lunch」と表現します。また、最も一般的な子供のお弁当はサンドイッチ、リンゴ、そして小さなポテトチップスで、代表的なサンドイッチと言えば「PB & J(ピーナツバターとジャムのサンドイッチ)」です。アメリカのピーナツバターは塩気が強く、甘いジャムと一緒に食べると美味しいので、ぜひ皆さんもトライしてみてください。
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5) 教室
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日本では、先生が教室を移動するのが一般的ですが、アメリカでは逆で生徒が授業に合わせて各先生の教室へ移動します。また、学校には基本的に職員室がなく(小さな教員室がある場合もある)、先生たちは教室を自分の仕事部屋として使います。
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6) 部活
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アメリカでは一年中同じ部活動を行うことはなく、スポーツの場合、春は野球と陸上、秋はアメフト、冬はバスケとサッカーのようにシーズン毎に変わります。州によって各シーズン中に行われるスポーツは異なりますが、メジャーなスポーツは基本的に全国同じです。
スポーツによっては入部希望者全員が部活に入れるわけではなく、「Try out(トライアウト)」と呼ばれる入部テストを受ける必要がある場合もあります。監督の前で入部希望者が実力を披露し、トライアウトをパスした選手のみが入部できるシステムになっています。そのため、入部テストに落ちた場合(トライアウトに落ちるは「I got cut」と表現します)、翌年のトライアウトまで待たなければいけません。
また演劇部では、年間を通して平均2~3つの劇を行いますが、劇の配役を決める際はここでもトライアウトが行われます。アメリカでは、運動神経がいい生徒は年間3つの異なる運動部に入ったり、秋にはバレーボール部に入り、春には演劇部に入る生徒もいます。また、合唱や吹奏楽など音楽関係の部活動は授業の一環として行われることが多いため、アメフト部の選手が合唱団にも入っていると言うことは珍しくありません。
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ここが違う、日本とアメリカの学校制度
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語学を勉強していると、言葉だけではなくその国の文化にも興味が出てきますが、皆さんはアメリカと日本の学校の違いについてどのくらいご存知ですか?アメリカの学校には制服がないことを知っている人は多いと思いますが、職員室がないこと、そして入学式がないことは知っていましたか?今回のコラムでは、日本とは異なるアメリカの学校システムについて触れてみたいと思います。
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1) 入学
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日本では中学や高校で受験を経験するのが一般的ですが、アメリカでは受験はなく高校を卒業するまで地元の学校に通います(一部の富裕層では私立に通学する子供もいます)。通常一つの地域に、小学校が5つ、中学校が2つ、高校が1つと言った感じで(これは日本も一緒ですね)、中学や高校に上がると新しい友達も増えます。大学入学には、日本のような入試はありませんが、入学への審査があります。審査はこれまでの成績だけではなく、大学進学適性試験(SAT: Scholastic Aptitude Test)の結果や、クラブ活動、ボランティア活動等も評価の対象となるため、積極的に課外活動へ参加する学生が沢山います。また、アメリカには日本のような入学式はありません。
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2) 通学
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日本では通常、徒歩、自転車、電車などを利用して登校しますが、アメリカでは徒歩、スクールバス、または親が送り迎えをして通学します。スクールバスの利用条件は地域によって異なりますが、1マイル(約1.6キロ)以内は徒歩、1マイル以上はバスと定めている学校が多いと思います。またスクールバスの停留所には目印がないため、「A通りとB通りの角」など予め学校から指定される場所で待つのが一般的です。
高校でもスクールバスの利用はありますが、バスに乗るのは格好悪いと感じる生徒も多く、16歳から免許が取れることもあり、自分や友達の車で通学する生徒も少なくありません。その結果、駐車場の数が足りず、利用には費用がかかる学校もあります。
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3) 制服
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アメリカの学校には日本のような制服はありませんが、学校によって服装に関する多少の校則はあります。「悪い文字が書いてある服」や、「露出が多すぎる服(短すぎるスカートやお腹が見えるTシャツ等)」などの着用を制限する校則がある学校は少なくありません。しかし、化粧やピアスに関しては、ルールがない学校がほとんどです。中高生の女の子の多くは化粧をし、小学生でもピアスを開けている子供もたくさんいます。
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4) ランチ
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アメリカの学校は昼食を教室で食べることはなく、カフェテリアと呼ばれる食事のための部屋で食べます。全生徒が一度に食事ができるほど広くはないため、時間差で食べます。例えば、1年生~3年生が11:00-11:30, 4年生~6年生は11:45-12:15などのように、小学校は低学年の子供たちが先に食事をします。中学・高校になると、各生徒の受ける授業やスケジュールによって、昼食の時間帯が決まります。
ランチの内容は、給食かお弁当のどちらかを選ぶことができます。小学生の場合、給食かお弁当かは保護者が選び、事前に支払うシステムになっています。一般的にアメリカでは、ランチをお弁当箱ではなく、茶色い小さな紙袋に入れて持っていくことから、お弁当の事を「brown bag lunch」と表現します。また、最も一般的な子供のお弁当はサンドイッチ、リンゴ、そして小さなポテトチップスで、代表的なサンドイッチと言えば「PB & J(ピーナツバターとジャムのサンドイッチ)」です。アメリカのピーナツバターは塩気が強く、甘いジャムと一緒に食べると美味しいので、ぜひ皆さんもトライしてみてください。
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5) 教室
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日本では、先生が教室を移動するのが一般的ですが、アメリカでは逆で生徒が授業に合わせて各先生の教室へ移動します。また、学校には基本的に職員室がなく(小さな教員室がある場合もある)、先生たちは教室を自分の仕事部屋として使います。
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6) 部活
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アメリカでは一年中同じ部活動を行うことはなく、スポーツの場合、春は野球と陸上、秋はアメフト、冬はバスケとサッカーのようにシーズン毎に変わります。州によって各シーズン中に行われるスポーツは異なりますが、メジャーなスポーツは基本的に全国同じです。
スポーツによっては入部希望者全員が部活に入れるわけではなく、「Try out(トライアウト)」と呼ばれる入部テストを受ける必要がある場合もあります。監督の前で入部希望者が実力を披露し、トライアウトをパスした選手のみが入部できるシステムになっています。そのため、入部テストに落ちた場合(トライアウトに落ちるは「I got cut」と表現します)、翌年のトライアウトまで待たなければいけません。
また演劇部では、年間を通して平均2~3つの劇を行いますが、劇の配役を決める際はここでもトライアウトが行われます。アメリカでは、運動神経がいい生徒は年間3つの異なる運動部に入ったり、秋にはバレーボール部に入り、春には演劇部に入る生徒もいます。また、合唱や吹奏楽など音楽関係の部活動は授業の一環として行われることが多いため、アメフト部の選手が合唱団にも入っていると言うことは珍しくありません。
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英語で「お金がかかる」は「cost money」?
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お金がかかることを「cost money」と表現している人は多いかと思いますが、日本語の「お金がかかる」には、単純に無料ではない(有料である)ことと、高くつくことの両方の意味合いが含まれていることから、それぞれの状況において「cost money」だけで表現してしまうのは妥当とは言えません。そこで今回は、両状況における適切な「お金がかかる」の英表現をご紹介いたします。
~有料なのか無料なのかを示す意味としての「お金がかかる」~
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Cost money
→「お金がかかる / 有料である」
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この表現は、多くの出費を伴うというニュアンスというよりは、単純に何かが有料であることを示す意味合いとして用いられます。ここでの「Cost」は動詞として使われており、基本的に「It costs money(それは、お金がかかります[有料です])」や「It doesn't cost money(それは、お金がかかりません[無料です])」のように使います。また、「〜するには追加料金がかかります」であれば、「It costs extra(additional) money to _____」のように言うことができ、「いくらですか?」と質問をしたい場合、「How much does it cost?」と言います。
<例文>
Raising kids cost a lot of money.
(子供を育てるのは、すごくお金がかかる。)
How much extra does it cost to get an ocean view room?
(海が見える部屋は追加でいくらかかりますか?)
〜会話例〜
A: Does it cost money to listen to the Hapa Eikaiwa podcast?
(Hapa英会話のポッドキャストは有料なの?)
B: Nope. It's completely free.
(ううん。完全に無料だよ。)
~多額なお金を必要とする意味としての「お金がかかる」~
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1) Cost an arm and a leg
→「費用がかさむ / 高くつく」
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多くの出費がかさむ意味として「お金がかかる」と言いたい場合にピッタリの表現です。(目的のものを手に入れるためには)自分の腕と足を交換しなければならないほど高額である・・・・と比喩的な表現をしています。ちなみに、「expensive(値段が高い)」と意味は全く同じですが、「Expsensive」は形容詞なのに対し、ここでの「cost」は動詞となるため、用法を間違えないように気をつけましょう。
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2) Cost a fortune
→「莫大なお金がかかる」
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「fortune」は財産や大金を意味することから、「財産がかかる」=「莫大なお金がかかる」と捉えることで、大金を要することを示している表現です。意味は上記の「cost an arm and a leg」と全く同じです。「〜に多額のお金を費やす」は「spend a fortune on _____.」
<例文>
That TV costs an arm and a leg.
(あのテレビすごい高いね!)
The bullet trains in Japan cost an arm and leg. It's cheaper to fly.
(日本の新幹線はかなりたかいよ。飛行機に乗った方が安いよ。)
That car must have cost you a fortune!
(その車、すごく高かったでしょう。)
She spends a fortune on designer purses.
(彼女はデザイナー・ハンドバッグに多額のお金を費やします。)
〜会話例1〜
A: Going to college in the US really costs an arm and a leg.
(アメリカの大学は本当に高くつくよ。)
B: Tell me about it. I'm still paying off my student loans.
(本当にそうですよね。私もまだ、学生ローンを返済しています。)
〜会話例2〜
A: Are you going to get the new iPhone?
(新しいiPhone買うの?)
B: I really want to but it costs a fortune.
(買いたいんだけど、結構高いからね。)
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子供の習い事 費用 在 SENASARAちゃんねる Youtube 的最佳解答
息子の幼稚園選びや習い事事情などをお話ししています🇺🇸
費用感は日本の○倍⁉️
これから駐在される方の参考になれば嬉しいです😌
4歳の9月からはプレKといってキンダーガーデンの
プレスクールに通うことも可能ですが、息子の
場合はそちらには通わず来年9月からキンダーガーデン
へ通う予定です🇺🇸
(キンダーガーデンは無料です)
今後また習い事なども増やして行く予定です👦
良かったらのぞいてみてくださいね❤️
チャンネル登録もよろしくね💕
https://www.youtube.com/channel/UCtcKGuBZWJCaEjCcDYU-RbA
⭐️駐在妻のホンネ🇺🇸
https://youtu.be/gqB9w4vKCWc
⭐️ルームツアーパート1
https://youtu.be/Nm0ubF0RASo
⭐️ルームツアーパート2
https://youtu.be/izCVCZcSUfo
⭐️モーニングルーチン
https://youtu.be/iF1fJbssYEM
⭐️幼稚園がある1日
https://youtu.be/ABE9dKh_kjc
⭐️サラちゃんのコーデ
https://youtu.be/9HqK-J2tpss
⭐️ある1日に密着
https://youtu.be/Bda0vcaGotM
#アメリカ生活#アメリカ駐在妻#プレスクール