コミュニケーションが苦手な人は多いはずです。
コミュニケーションについて学び、それなりに訓練すれば、必ずコミュニケーション力はアップします。そういえば、私も昔は、チョーのつくコミュニケーション下手でしたから。
私のYouTube動画のさツエい・編集者であり、元「ひきこもり」の石和 実
さん。元ひきこもりだからこそ語れる、コミュニケーション苦手の克服法。是非、コミュニケーション下手の人は、短所克服のチャンスにして欲しいと思います。
●僕が１００人セミナーをやろうと思い立った理由
４月２４日（日）１８時半〜２０時半に開催する
「元ひきこもり」だから教えらえれる コミュニケーション苦手克服講座
この講座の会場は１００人が入る会場です。
いま僕がセミナーをやっても、実績、知名度、ブランド、
その他諸々を含めて、１００人も来るわけがない。
そのことは僕もよくわかっています。
自分の限界を超えるために何か
アウトスタンディング（特別）なことをやろう、
というわけでもありません。
（１００人セミナーは僕にとって「自分の限界」であることは間違いありませんが（笑）
僕が１００人セミナーをやろうと思い立った理由は、３つあります。
３つ全部だと長くなってしまうので、今回は理由の１つをお伝えしたいと思います。
１００人セミナーをやろうとした１つ目の理由であり、
何よりも最大の理由は、
僕が不登校やひきこもりのカウンセラーをしていて
【コミュニケーションが苦手な大人（親）が多すぎる】
ということを痛感したからです。
不登校やひきこもりの親の方が、僕に相談してきます。
「ウチの子はコミュニケーションが苦手で、
人ときちんと話ができないんです」
「そうなんですね。親御さんとも話をしないのですか？」
「家では普段の会話はありますけど、
将来のこととか、そういう難しい話は全然しません」
「親御さんからそういう話題をお子さんにしてみるのですか？」
「前にそういう話をしても『うん』とか『もういい！』ばかりで、
話が続かなかったので、最近はほとんどそういう話題はしません」
「なるほど、コミュニケーションが苦手なのですね」
「そうなんです。ウチの子はコミュニケーションがダメなんです」
「違います。お子さんのことではなくて、
親御さんのあなたがコミュニケーションが苦手ということです」
「え？ 私ですか？ 私はきちんと子どもと話そうとしてきましたよ？」
「ええ。これまで長い間、話そうとしてきたのですよね。
それで今日まで、話せないでいるのですよね？」
「はい。それは子供がコミュニケーションが苦手だからです」
「違います。親御さんのあなたがコミュニケーションが苦手だからです」
「何でですか？ 違いますよね？ 子供のほうですよね？」
「いえ、親御さんのほうですよ」
「失礼ですけど、私は職場でもきちんとコミュニケーションを取っています。
私がコミュニケーションが苦手というのは納得できません」
「もう長い間、お子さんと話ができない状況なのですよね？」
「そうです。さきほど話した通り、子供が話をしないのです」
「今までのやり方で、お子さんが話をしないことを
親御さんはもう分かっているのですよね？」
「はい。そこは私はきちんと認識できています」
「今までのやり方ではお子さんと話ができないのは分かっている。
じゃあ、なぜ親であるあなたは今でも
お子さんとコミュニケーションが取れないのですか？」
「ですから、それは子供がコミュニケーションが苦手だからです」
「子供と今までのやり方ではコミュニケーションが取れないと自覚している。
なのに、子供へのアプローチはこれまでのやり方しか知らない。
昨日今日の話ならまだしも、もう長い間、同じやり方でコミュニケーションが取れない。
コミュニケーションが取れないことは分かっている。
なのに、やり方を変えない。変えることを知らない。
だとしたら、今の段階で子供とコミュニケーションが取れないのは、
子供がコミュニケーションが苦手だからとかではなく、
あなた自身のコミュニケーションの課題だと思いませんか？」
「なぜですか？ 私はちゃんと真剣に子供と話をしたいと悩んでいますよ？」
「悩んでいるのはわかります。心配されているのもわかります。
でも、自分自身のコミュニケーションを変えなくてはとは思っていない」
「だって、話ができないのは、子供がコミュニケーションが苦手だからですよ」
「違いますよ。親がコミュニケーションが苦手だから、子供と話せないんですよ」
「私のコミュニケーション能力が低いって言うんですか？」
「そこまで言明しませんが、実際問題として、
子供と話せていない現実があります。
今のコミュニケーション能力のままでは、
これからも子供と話せない現状が続く。
もし、子供とこれからのことについてコミュニケーションしたいなら、
親自身がコミュニケーション能力を成長させるしかない、ということです」
「でも、子供が話を聞こうとしないんですよ？」
「違います。
子供は親といつでも話がしたいと思っています。望んでいます。
子供が親と話をしないのは、
親と話をしたくないからではなく、親と話ができないからです。
親と話しても、親は自分の気持ちを聞き入れてくれない、
ということを、子供が感じているからです」
「なんですか、それは！
なんでそんなことがわかるんですか！？」
「これまで多くのお子さんと、私が話してきたからです」
「それは石和さんがカウンセラーで、
ひきこもりの経験もあるから、子供と話せるんでしょう！」
「違いますよ。
子供は自分の気持ちを本気で話したいんです。
だから私は本気で子供と話すんです。
本気で話すを私を見て、子供は心を開いて話してくれるんです」
「私だって親として本気で話していますよ！」
「子供がコミュニケーションが苦手だから話ができない、
と言っている時点で、失礼ながら、
あなたはコミュニケーションがわかっていない。
コミュニケーションは『心の歩み寄り』です。
できるかできないか、ではなく、
やるからやらないか、なのです」
「石和さんの言っていることは意味がわからない！ そんなの綺麗事ですよ！」
僕は、親の方に「子供と本音で話し合ってください」とお願いします。
でも、「本音で話す」意味がわからない、理解できない、という親が多いのです。
子供が「消えてしまいたい」と苦しんでいる家族。
親に「今こそ子供と本気で話し合いなさい」と指導しました。
「だから、もう子供とは散々話し合いましたよ。でもダメなんですよ」
「お子さんは自分の苦しみを話せないから不安でいるんですが、
そのお子さんの不安な気持ちについて話しましたか？」
「消えたいとか言う必要はない、不安なんて気にするなと
何度言っても子供は聞かないんです」
「それは話し合いになっていません。
子どもが親の言うことを聞くかどうかではなく、
お子さんの気持ちを聞いてあげてください」
「だから、もう散々聞いたって言ってるでしょう」
「どんな不安を抱えているのか、聞いてあげていませんよね？
失礼ながら、親御さんは今までに『死んでしまいたい』と思ったことはないんですか？」
「そんなの、ありませんよ（笑」
「じゃあ、今までの人生で、
『この時に人に助けてもらわなかったら人生が破滅したかも』
という経験はないんですか？」
「ありませんね」
「お子さんは今、そういう心境にいるんですが」
「じゃあ、石和さんは私がわからないことをやれって言ってるんですね？」
「そうじゃないです。本気の気持ちでお子さんと話し合ってほしいんです」
「石和さんの言ってることがわからないんですよ。本気だの、命がけだの」
「じゃあ、わかりました。
本気の意味がわからないということでしたら、
ご夫婦で
『もし今、子供が自殺したらどう思うか』
について、真剣に話し合ってみてください」
「なんでそんなことする必要があるんですか？」
「あなたが子供と本気で話さなければいけない理由を、
今のあなたのままでは理解できないからです。
だから親御さん同士で『もし子供が死んだらどう思うか』を、
真剣に話し合ってほしいのです」
「そんなことで本気の意味がわかるんですか？」
「わかります。やってください」
「もう夫婦でこれまでに話したから、やっても意味ないと思いますけどね」
「・・・」
僕は、この親御さんとのやりとりで痛感したのです。
「本気で話す」ということを、親の世代（４０代以上）も、知らないんだ。
そりゃそうだよな、だってそんなことを言ってる人が、周りにいないんだもの。
こんなんじゃ、世の中が良くなるはずがない。
親が変わるわけないじゃないか、ひきこもりの家族が変わるわけないじゃんか。
誰かが「本気で話す」ことを伝えなきゃいけない。
普段、僕たちが普通に生きている中で、
普通のコミュニケーションしか成り立っていないことを、
本気のコミュニケーションが全然成り立っていないことを、
明確に訴えていかなきゃいけない。
いくらＳＮＳで、メルマガで、文章で、
本気について説明してもダメだ。
だって、この人たちはそもそも
「本気で話す」ということの意味の輪郭すら、知らないのだから。
まだまだ自分が浅はかだったと気づかされたと同時に、
自分の今までやってきたことの無力さに情けなくなりました。
だから、「僕が話すしかない」と決意したのです。
コミュニケーションの苦手を克服する講座を。
本当に「コミュ障」で人間関係が怖い人にも来て欲しい。
そして、
人とコミュニケーションが取れないことに無自覚な人、
不登校やひきこもりの親にも来て欲しい。
【人生を変えるためのコミュニケーションをする】
ということがどういうことなのか、
そのことを【僕が実演】させていただきます。
そのための、コミュニケーション苦手克服講座です。
でも、少人数でやっても、ダメだろうな、と思ったのです。
なぜなら、上に書いたように、少人数でおこなうと、
本人が直接責められているように感じてしまって、
受け止めきれない可能性が大きいからです。
「なぜ私がそんなふうに言われなきゃいけないんだ！」
と、親の方々はみなさん、そう言います。思います。
そのための、１００人セミナーです。
本気だのなんだの、他人事だと思って聞いてくださって結構です。
「私は『コミュ障』の子供を理解するために聞いてるんだ」
と思ってくださって結構です。
コミュニケーションに苦手な人のために、
そして、
コミュニケーションに苦手な人と話す方法を知りたい人のために、
４月２４日（日）、「元ひきこもり」でコミュ障だった私が、
本当に人間関係が楽になるためのコミュニケーションをお伝えします
