1984年は歌謡曲界にとって、エポックメイキングな事件が発生した年だった。安全地帯の『ワインレッドの心』が世に出ると、対立していた〈歌謡曲とニューミュジックの融合〉が起こったのだ。『 #1984年の歌謡曲 』#スージー鈴木 ・著〈 #イーストプレス 〉は当時の歌謡曲界の蠢きを描き出し、その先にシティポップの誕生があったことを指摘する。数々の歌謡曲を分析しながらも安易な歌詞論に堕さないのも、いい。(長瀬)
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「ドラえもん」のなかで今でも心に残ってる怖い話がある。「どくさいスイッチ」という道具を使って、のび太が独裁者となるエピソードだ。『 #ドラがたり 』 #稲田豊史 ・著〈 #PLANETS 〉の著者はそこに藤子・F・不二雄のぎりぎりバランスのとれた政治性を読み解く。今の中年にはのび太の生き方に肯定されたのび太系男子が多いとの指摘も面白い。「ドラえもん」は文明批評であり、戦後日本そのものなのだ。(上野) #BARFOUT260
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「アニメばっかり見てないで、勉強しなさい!」違うんです、お母さん。アニメを見ることで教養を得ることができるんです。『 #教養としての10年代アニメ 』 #町口哲生 ・著〈 #ポプラ社 〉はアニメを情報娯楽として、そこから知識を得るための手段ととらえつつ、近年流行した作品を解析する。著者にかかれば魔法少女を理論物理学的に読み解くことも朝飯前。「アニメに意味なんてあるの?」はい、あるんです!(長瀬)
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